今日は、朝から落ち込み気味でした。グズグズ言っておりました。でも、この間AMAZONで購入した、このCDで、何だかシャッキリとしてきた。
このアルバムも、NHKの「SONGS」という番組から知った。東北大震災をきっかけに、自分が「日本の歌謡曲」を歌い継いで行くことが大事なのではないかと考えられたようです。鈴木雅之さんが、凄く上手なのは知っていた。でも、自分がCDを買うとは思わなかった。
DISC➀②③があるのだが、私は、どっぷりと「昭和歌謡」のDISC②が大好きです。
・君は薔薇より美しい
・熱き心に
・愛燦燦
・木蓮の涙
・ラヴ・イズ・オーヴァー
・青春の影
などなど。
歌い上げる系ね。
DISC①のトップバッターは今、注目「YOASOBI」さんの「怪物」という曲なのですが、これは、鈴木さんが歌う事で、何だか、違う曲のようで響いてくるものがある。
「怪物」ー YOASOBI(中心部のみ抜粋)
清く正しく生きること
誰も悲しませずにに生きること
はみださず真っ直ぐに生きること
それが間違わないで生きる事?
ありのままいきることは正義か
騙し騙し生きる事は正義か
僕のあるべき姿とは何だ
本当の僕は何者なんだ
教えてくれよ
教えてくれよ
ハイハイ😅
私は、この歌も現代を映し出していて面白かったけれども、DISC①②③の中で、一番好きで歌えるようになりたいのは、これです。
「熱き心に」ー 作詞 阿久悠 作曲 大滝詠一
元歌 小林旭
北国の旅の空
流れる雲 はるか
時に人恋しく
くちびるに ふれもせず
別れた女いずこ
胸は焦がれるまま
熱き心に 時よ戻れ
なつかしい想い 連れてもどれよ
ああ 春には 花咲く日が
ああ 夏には 星降る日が
愛を誘う
愛を語る
という訳で、YOASOBIさん。大丈夫か?「北国の旅の空」という歌いだしが、本当にスケールが大きくて、歌って爽快ですし、人を思う気持ちは、昔も今も変わらないですね。鈴木雅之さんは、「病んでいる感」がないのが凄く聴いていて安心です。元々、三波春夫さんがお好きで、民謡とかも歌われていたとかで、歌が上手いんですよね。
私が高校生の頃、男性歌手はMr.children・スピッツ・ラルクアンシェル・Gray・XJapan…などなどがデビューしていましたけれど、何か、グズグズ悩んでいる内容が多かった。「苦悩している」というよりも、「グズグズしている」「病んでいる」。実際に、亡くなられたバンドメンバーもいたのではないかなと思います。
人を明るくさせる特性のある方は、やっぱり素晴らしいですね。花で言うと「向日葵」のような。「東北大震災で自分が、日本の歌を歌う事に使命を感じた」と言うのは、「歌が上手い」前提のお話しで、このアルバムが残ることで、私も鈴木さんのフィルターを通して曲に出会うことが出来ました。「熱き心に」もぼんやりと知ってはいましたが、ちゃんと聴くことは無かったです。
日本の歌曲や童謡を、クラシックの歌手が歌ってアルバムにすることはあります。だから、ある意味、このアルバムも、「日本のクラシック」になっていくのでしょう。