大好きな映画

「心の旅路」

 文章を書くこと、舞台の観劇などが好きなのですが、映画も時々観ています。Wikipediaによると、
イギリスの小説家のジェームズ・ヒルトンのベストセラー小説で1942年に映画化された「心の旅路」好きです。
 ちょっと、内容は書くと、ザックリと言うと第二次世界大戦で負傷し記憶を失った、男性が、精神病院を抜け出してパブによると、そこでポーラという踊り子に出会って、二人で病院からの追っ手から逃げて、ポーラの故郷に戻ります。
 小説家を志すようになった、スミスは(仮の名前)、ある日原稿が採用されることになり、二人は結婚します。子どもにも恵まれた幸せな日々でしたが、ある日、リバプールに仕事の契約に訪れたスミスは車にはねられて、同時にポーラとの記憶を失って、3年前に戻ってしまいます。
 実はスミスの正体は、イギリスでも屈指の大富豪の息子チャールズ・レニアでした。それで、父の跡を継いで実業家として成功をおさめて、婚約者もいました。
 その頃、息子に先立たれていたポーラは、彼が自分との記憶を取り戻すことを願って、「マーガレット・ハンソン」という偽名で、彼の秘書になります。…という話なんですがね。
 実は、私は宝塚のファンなのですが、宝塚でも上演されました。一番好きな作品なんです。映画では、二人で住んでいた家に着いたスミスをポーラが発見し、全てを思い出したスミスとポーラは堅く抱きしめ合う。…という最後なんですが、宝塚では、門前に立っているスミスを見て近寄ったポーラが、二人が最後にかわした言葉、「スミシィ鍵を忘れないで」というセリフがあり、そこが物凄く感動しました。
 大好きな人のことをずっと思い続けて、報われなくてもずっと心に留めておく、見守り続けるというのは、「婚活アプリ」で出会ってしまう現代とは、100倍違う恋愛観・結婚観・人生観かなと思います。

古き良き映画なのか。