みんなみんなの歩み方。

自分らしい、ペース配分。

母の見ている、アメリカのTVドラマで、「シャーロックホームズ」を題材にしたものがある。このドラマは「ホームズとワトソン」というコンビだけ残して、後は全て現代に置き換えたもの。ついでに、ワトソン役の方は女優さんである。
 そのホームズは離婚を契機に、薬物中毒に陥り、グループセラピーを受けている。この、「ホームズ」は、なんでも目にするもの聞くもので、頭が情報過多になりしんどくなるらしい。だから、どれだけ情報を入れるかではなく、どうやってシャットアウトするかが、課題らしい。
 私もこの「ホームズ」じゃないけれど、凄く情報過多になることがある。あれもこれも…と思ってしまって、最終的に引きこもっていたくなる。
 仕事も楽しいのだが、「あの人この間より元気がないな。」とか「あの言葉はどういう意味だったのだろう。」とか「もっと、こういうことをしたらどうか。言ったら怒るかな?」と思う事があって、大体帰宅したら、疲れ切って小1時間昼寝をするが、頭がスッキリすると、今度は想念が舞い上がって、夜眠れなくなる。
 今現在は、「そんな風に思う事は、私の仕事じゃない。」「ここで、考えるのを止めよう。キャパオーバー。」と切り替えるようにしている。
 どうやら、そんなことは元気に生活している人は、みんな自然にしているらしく、私は遅れているのかもしれない。なんでも、「追求し続ける」「極める」ということがいいことで、すべきことだと思っていたけれど、「極める」と言っても限度がある訳で、凡人の私にどうしようもないことも多いし、どこかの時点で、「私としては精いっぱいやった。OK!」と自分にOKを出すことも、心の健康に必要だ…と最近思う。
 自分は、15歳くらいの時から、同じような「課題」を抱えて、クルクル螺旋を作って、周っている。ある時期に来ると、同じような課題がまた出てくる。私の課題を一緒に持ってくれる人がいるといいなと思う。

どれを選ぼう?誰か選んで!
選択肢が増えて、しんどい時代でもある。
2021/7/19