かつて、全ての人生を捧げて、「この人について行く。」と決めた人がいました。好きな人ではないですよ。「人生」の師匠です。
でも、その人を取り巻く人間関係や、その人の言動が、客観的に見てどうなのか分からなくなり、混乱して、その方を「師匠」と呼べなくなったんです。ずっと、「○○先生」と呼んでいましたが、今は、あえて、「○○さん」と呼ぶことにしているくらいです。
自分がみんなの前で「この人について行く!」と公言していたこともあり、頭では「ついて行かないと…。」と思ったのですが、心で疑念が巻き起こり、ついて行くことが出来なくなっていました。人生に「師匠」という名の付く人があるとするなら、色々な師匠に、その方と離れた後も会いました。
今は、その方も人間だったのだ。…という思いです。もう、80歳にもなられるその方が今どうしているか…22年経ってようやく、何となく振り返ることが出来ます。