どうにかこうにか、始まりました。

2021 東京オリンピック開幕

 オリンピック昨日始まりました。昨日、開会式を見たけれど、やっぱり全世界からアスリートが来るなんて本当に夢の大会。
 何気に行進されていたけれど、どの国のアスリートもスラっとしていて、自信に満ちた表情していて、かっこよかったです。
 注目したのは、小さな島国からのエントリーや「経済的な発展よりも国民が幸せな事を大事にする」という政治目標を掲げている、ブータンとかの国の人の、民族的な衣装や立ち居振る舞いとかですかね。
 日本は200番目の登場で、世界にはまだまだ知られていない国があるんだなと思いました。

 天皇陛下が、「私はここに第32回近代オリンピアードを記念する、東京大会の開会を宣言します」と宣言文を読み上げられた。前回の「オリンピアードを祝う・・・。」の文言は世襲されなかった。私は、こういう「言葉」の妙味には時々感心させられるが、オリンピックも間近になって、宮内庁長官が「陛下がオリンピックを懸念されている」という話が報じられた時、かなり「え?」と思ったし、今回開会式に雅子皇后が出席されなかったのも、勿論妃殿下の体調の問題もあるだろうが、「五輪は慎重に慎重を配して、行って欲しい。」という両陛下のお気持ちの現われかもしれないと思う。だから、夫婦で、陛下は宣言されるが、雅子様は皇居で、「コロナの終息と、日本国民の命・世界の方々の命に思いを馳せて静かにされている」というスタンスを取られたのだと思う。このことは、本当になんだか「ささやかな、政権への抵抗」にも感じられて、とても考えさせられることでもあった。


 開会式は、ちょっと長かったけど、とても良かった。特に木材でできた、五輪マークが完成した時感動したし、森山未來さんのダンスが凄かった。また、若い女性のジャズピアニストの方の演奏も素晴らしかった。海老蔵さんが、睨みを決めたのもカッコよかったし、国立競技場の上に何百ものドローンが浮かんで、「市松模様」から「地球」になったのも凄い技術だなと思った。なんだか、スポーツも世界を一つにしてくれるけれど、やっぱり、芸術って、何かを象徴したり、現実には今はできないことを「夢物語」で感じることができて、凄く人間には大切な物なんだと思う。
 戦争が各国同士でなくなって、じゃあ「人間の闘争本能」をなにで昇華するの?となったら、やっぱり「スポーツ」だと思う。でも、その勝敗での気持ちを融合させるのは、「芸術」の力だと思う。

 聖火ランナーの最後は、大坂なおみ選手だった。父は、錦織選手を応援していたが、大阪選手が出てきた頃、「彼女は凄い。錦織よりもっとすごいかもしれない。」と言っていた。まだ、20代前半だし、色々と揺れると思う。でも、社会が複雑である事はよく分かってきたと思う。その波の中で、信じていける人と自分自身が一番、納得できる形で,
選手として歩んで行って欲しい。また現実を乗り越える事ができないこともあるし、そういう時は、意味もなく「損」しないように「大人」の振る舞いも必要だと言うしかないですが、「日本人」に夢を見させてくれる存在であり、開拓者でもあると思うので、「テニスが世界一上手くて強い」という天分を与えられたことに、気づかれて、人生に感謝できたらいいなと思います。聖火ランナーになっていただいて、本当に嬉しい。勇気を貰いました。

大坂なおみ選手
聖火ランナー。長嶋さん、王さんも登場。
金メダルとるのって、幸せ?
1番になりたい。なんだかそう思ってしまう
2021/7/24