「なければ、作ればいい。」とか言うけれど。

起業する。

 今の自分自身の状況を考えると、色々な資格・なかなかない経験・病気…などをしていますが、正直、社会の「お仕事」に順応できる力が欠けていて、本当に社会の歯車にさえなれないと思う事があります。
 よく分からないのですが、自分の特性を活かして、「幼稚園教諭になろう!」とか、淡々とできる仕事で「医療事務をしよう!」とか…色々な事に挑戦してきました。でも、結局、「仕事」そのものよりも、自分を取り巻く周りとの関係に縛られて、どんどん訳分からない関係になって行き、疲労困憊する結果になることが多かったです。

 訳あって、B型作業所で働いていますが、卒業してもどこかに就労することを考えると、ドキドキして憂鬱になります。そんな時に北海道や埼玉の方で勉強しようかと就職活動をしていたのですが、「地元に帰られたら、同じように作業所を作ることもできますよね。」と言われた時にはビックリしました。
 「起業」するなんて、全く頭になかったからです。よくよく、目を開いてみてみると、私の周りには、起業している方が結構います。営利目的・非営利目的…色々いるけれど。でも、自分自身が楽にいられる空間で、仕事を出来て、私の持つイメージで「社会の役に立つ」となると、「起業」という選択肢もあるのか…と思いました。

 一番、無理なくいつかもしも時が来たら…と思っているのは、やっぱり「孤独死」したくないから、今の家で一人になっちゃったりしたら、ここをグループホームにすること。また、「起業」というのは大げさで、例えば、「美味しいコロッケの店」とかでもいい訳ですよね。

とにかく、今はコミュニティーの中でちゃんとやって行ける、体と心を養いたい。本当に、生きるってなんて大変何だか。

できれば、普通に生きたい。
人にとっての大事な物と、自分にとっての物は少しずつ違う。
2021/8/1