8月15日は「終戦の日」です。76年前の今日、日本は「ポツダム宣言」を受け入れて終戦(敗戦)しました。正午に昭和天皇陛下による、「玉音放送」が流されて、国民は「敗戦」を知りました。
沖縄の方は4人に一人が亡くなり、「ポツダム宣言」を受け入れるか否かで揉めていた間に、「東京大空襲」や広島・長崎に「原爆」が落とされました。ビルマ、中国などの戦線では、多くの兵士が食べるものも無く、戦闘に駆り出されて、多くがジャングルの中で病死・餓死しました。
また、鹿児島の知覧では「特攻隊」と名のつい
た作戦で、「死ぬのが美徳」というような言葉をかけられて、多くの若い命が、小型戦闘機により敵地に突撃するという、ゲリラ作戦を強要されました。魚雷でも同じようなことがありました。
「戦争反対」を唱える人は「大政翼賛会」というグループに、「赤狩りのよう」に監視されて次々と捕まえられて「転向しろ」と迫られました。そこで、警察の言い分に応じず、暴力を受けて亡くなった方もいます。
「兵隊招集」のための、「赤紙」が来ると、「おめでとうございます」ということが、美徳とされて、万歳三唱で戦争に駆り出されたのです。
また、中国に「満州国」という傀儡政権を作って、領土を拡大したり、韓国の人々(女性)に残虐な行いをしたという事も、可能性として否定できません。捕虜を生きたまま解体するという、恐ろしい人体実験をしたことは本当の事です。
結果、1945年の今日に、「終戦」になりGHQがやってきました。昭和天皇陛下は責任をとっての死刑は許されましたが、「自分は現人神にあらず。人間である。」と大衆に宣言しました。そして、「象徴天皇」としての位置を歩むことになりました。戦争の全責任を取って、戦犯として極刑にされた、筆頭が東条英機元首相。周りの人間が次々に戦死・自決する中、極刑のことはどう受け止めたのか…分かりませんが、とにかく、二人は今、「日本の汚名を雪いでほしい」と思っていると思います。今の、日本人の世界観はそこのところも大きいと思う。世界の人に「ごめんなさい」と伝えたいし、「でも、私達も辛かったんだ」と言いたいと思います。
現在、「北朝鮮」の人々が頑なに、日本や世界を信じないのもある意味、理解できることだと思います。独裁国家には違いないけれど、それまでにどれだけ、日本・ロシア・アメリカ等に残虐な戦争をしかけられていたか…そういう歴史も考えないといけないと思います。
「戦争」と言ったら、聞こえがいいのかもしれませんが、要するに人殺しです。これから、世界がどうなっていくのか私には分かりませんが、「世界戦争」が二度とないように、人類が「戦争」で滅びないよう、世界中で常に頭に置いておくことが大事だと思います。
現在、中東でも内乱が収まらないです。一つ一つ、あるべき姿を模索していきたいですね。「恒久の平和」が世界に浸透していきますように。
自分の心の平和が、外界の、世界の平和の一部だと願って、祈ります。