皆の意見を聞こう。

バイデンさんの演説。

 20日。アメリカ大統領のバイデン大統領が、国連総議会で演説し、アフガニスタンからの撤退などを踏まえて、「軍事介入主義の終結」を強調しました。
 また、「戦争から外交の時代へ」と訴え、懸念されている、中国との関係も「新たなる冷戦」を望んでいないとしました。
 今後10年が、「世界共同体」としての、我々の将来を決定づける、重要な時代だと述べ、「コロナウィルスの脅威」「気候変動問題」に取り組んでいくということです。バイデンさんて、「おじいさん」て感じだったけれど、やっぱり、政治哲学があられて「世界共同体」の長として、あるべきスタンスを取っていて、特段取り上げられているNewsではないけど、私も同じ気持ちだったので、ちょっと嬉しかったです。
 「戦争」なんて誰もしたくない。意味もなく、仲間同士で殺し合うのなんて、「畜生道」にいる、「動物」でさえしません。
 アフガニスタンについては、このまま終わるのかどうなのか、バイデンさんも頭が痛いですけど、正直、内部から「憎しみの連鎖」を断ち切って、自分達の理想の国を作ろうという、動きが無い限り、この問題は解決しないんだろうと思います。
 アメリカは「民主主義やら、武力やら、お金やら、キリスト教精神の教育・医療」など色々と「施し」をしたと思います。でも、それでは出された食事を食べるだけの話で、「食事」そのものを作る力がなければ、永遠に、全然関係ない「アメリカ」が時には命を張ってまで、食事を提供することになります。
 「戦争から外交へ」という、キャッチフレーズはいいと思います。やっぱり、上手いことスピーチしますね。「はじめに言葉ありき」とも言います。
 「話せば分かる」じゃないけれど、お互いに対話することは本当に大事だし、「死ぬか生きるか」じゃなくて、間の道を探れとブッダも言われているようです。
 トランプさんが訳が分からなかったので、バイデン大統領の話を聞いて、ちょっと、安心しました。これからも、血は流れるし、争いは起こるでしょう。でも、それが、全部「政治」が悪いとかそういうことで吐き捨てていいのかもわからないです。結局、目の前の事をやって行くしかない。
「一粒の麦もし死なずば」人間一人に何ができるのか…というけれど、バイデンさんも、グレタさんも、マララさんも、世界を変えている「一粒」です。

「一粒の麦地に落ちて死なずば、ただひとつにてあらん、もし死なば多くの実を結ぶべし」
         ヨハネ伝第12章24節

私も、自分の「分」をわきまえながら、やるべきことをやって行こう。
      

一粒の麦
全ては、一粒の麦から。
2021/9/22