NO LIFE.NO MUSICとか言うけれど。

「音楽」って何のためにあるの?

 この間、オリンピックで海老蔵さんとコラボして、とても楽しそうに「jazzピアノ」を披露されていた、「上原ひろみさん」と言う方を、初めて名前付きで知りました。

 TVで演奏されていたのですが、「即興のピアノ」がどんどん出てくる。そして、「ピアノが好き!表現が好き!」という気持ちの前面に出ている方でした。
 彼女は「ずっと、ピアノを弾いていたい」そうです。凄いですね。もう、それでないと芸術家ではないのかも。

 高校の時に不登校気味だった私に、「音楽」の授業だけは出ていた為か、音楽の先生から、「相愛大学の声楽科で学んだらどうか?」と話しをして下さいました。でも、その時の私は、「歌って食べていく」という発想しか無くて、「地元の音大に入ったところで、将来たかが知れているのではないか…。」などと、今思えば、どこまで自分を過信しているねん!と頭を殴りたいところです。

 音大に入るには、実技の試験は元より、ソルフェージュ(短いフレーズの楽譜を渡されて、無伴奏で歌う)、楽典(音楽理論)、聴音(流れてくるメロディを聞き取って楽譜にする)、ピアノ…などがあり、私は、「ちょっとでも学歴の高い音大に挑戦しないといけない」という気持ちに駆り立てられ、ということは、以上の勉強をかなり特訓しないといけませんでした。


 そうこうするうちに、「音楽を楽しんでいない」「何のための音楽なのか」という疑問が頭をもたげて、辛かったです。
 今は、色々なジャンルの音楽を聴いたり、コンサートの動画を観たり、バレエやオペラも時々、動画配信で見たりします。

 今思えば、世界でも高いレベルの演奏を聴いて、いいな…と思える感性を磨くとか、周りの人とうまい下手に関わらず、音楽を楽しむとか…そういうことが大事なんでしょう。
 ちなみに、「上原ひろみさん」は私と同じ歳で、音大にも行ってないし、10代くらいでアメリカに渡り、本場のジャズを学ばれたそうです。やっぱり、「アメリカに行きたい!」と強く望めば、自分で行動する人もいます。なんだか、ガッツを貰った。🤩

Jazzには、お酒が合うかしら。
お酒飲めないけど、いい雰囲気の所に行きたいな。
2021/9/29