ミュージカル・バレエ・オペラ・オーケストラ・楽器の演奏。

舞台芸術に憧れます。🤗

 音楽大学の短期大学に在籍していた折に、学生のミュージカル「レ・ミゼラブル」の公演の小道具係をした。実際のプロの方が演出に入り、オーディションに合格した猛者たちが、ほぼ一年かけて、練習をした。因みに短大か大学か院かという事は関係が無い。
 私は元気であったら、どこかの役どころを受けてみたかったが、その時は体調も悪く、かなり太っていたので、無理だなあと思った。それで、熱心な友達がいて、その子はコーラスで入っていたのだが、「小道具係が足りないからやってみてくれないか?」と言われた。私は、この音大に来て、1つでも何か「よくやった。」と思えるものが欲しかったので、体調の事もあり少し悩んだが、することにした。小道具係は、ピアノ科の4年制・どこかの科の3年生の男の子、ミュージカル学科の2年生が先輩であったが、2日目までは色々と教えてくれたが、3日目には3人とも練習を無断欠席することがあった。
 小道具の係は、練習の時に「バミリ」と言って、階段の部分になる所などに印をつけて、練習の時にステージのイメージをしやすいようにしたり、小道具を用意して持つべき人が持っているか確認、手渡したりする。また、練習中や本番も机・食べ物のレプリカ・ベットなどの小道具・大道具を運ぶのも仕事だった。
 だから、全ての場面の音楽と動きを覚えて、タイミングよく小道具を出して行くし、ドアを叩く場面か銃声を出す場面か何かで、床を叩いて音を出すような仕事もあった。つまり、裏方はあちこちに動いて、テンポよく舞台が回るようにしないといけなかった。
 「至高の芸術」と言われるようなものでも、「大衆文化」と言われるものでも、素晴らしいものは素晴らしいし、どうでもいいと全く引っかかってこないものもある。
 上に書かなかったけれど、ストレートプレイもいいものはあると思う。私は音楽が好きだから、あまり見たことは無いですが。三谷幸喜さん・宮藤官九郎さん・宮本亜門さん・野島伸司さん等、舞台芸術を牽引されている方がたの舞台も是非見て観たいです。
 宮藤官九郎さんの作品では、「メタルマクベス」というシェイクスピアの「マクベス」をロック調に演出した作品を、東京で観劇しました。女優の長澤まさみさんらが、健闘されていました。作品的には、全編ガナリすぎと言うか、大きな声で喋りまくるので、少し疲れた。音楽もロックで、しかも歌う時に背景に、全部の歌詞が流れる。また、その東京の劇場は、丸くできている。舞台の正面が3つくらいあって、客席がいちいちぐるぐる動く。
 かなりビックリした。私は写真にアップしたような、普通の劇場が好きですね。舞台以外の刺激がいらないと感じる。役者の方も、移動が大変らしいです。
 最近、TVを見ていても子役の子がとてもうまいです。子どもの頃から、劇団などに入っているのでしょうか?
 舞台の演者にはならなかったが、自分の人生の主人公でありたいですね。

落ち込んだ時、生きる事に迷う時、孤独な時、芸術文化が癒してくれる。迷い悩むのは自分だけではない。
2022/1/17