リトさんは、ADHD(注意欠陥性多動症候群)と診断された、30歳くらいの優しそうな青年だ。これだけ、美しい作品を生み出す人が、何故、「発達障害」を持っていると言われるのか、その辺のことは疑問だが、「やりすぎ」なこともまた、「やりすぎである」という、社会の在り方があるので仕方がないかな。要するに会社づとめがなかなかしんどくて、3つくらい仕事を変わったが、どうにも、働くことがしんどかったようだ。
そこで、周辺では定評のあった、イラストなどを描いて、インスタグラムなどに載せると、日本ばかりでなく、世界中から、作品に興味があると、話が来たらしい。
素晴らしいですよね。右の作品は、葉っぱの中にジンベイザメがいて、その周りを小さなサメのような魚が囲み、それを見ている人間がいます。
どうやら、作者のリトさんは、作品を作るのに何時間も集中するのが苦にならないようです。当然、デザインナイフも確実に、使えるのでしょう。
葉っぱ一つ一つに、物語の言葉が添えられていて、それがまた、詩的なんです。右の写真は、「葉っぱのアクアリウム」だそうです。
今日、ポストカードになっている、写真集を購入しました。凄く、癒されます。自分が辛い経験をしたからこそ見えてくる、毎日のちょっとしたことが、とても愛おしく感じられる作品たちです。