私は「精神保健福祉手帳」を取得しています。もう、かれこれ9年くらいになるでしょうか。仕事も精神的な症状の為に、サポートが無いと勤務できず、B型作業所の農福連携の事業で働いています。
また、事業所での工賃では生活できませんので、「障害年金」を受給しています。
そうして、私は「障害者」ということになりました。
私は今思います。
「障害者」とは差別的な言葉だとは思っていました。しかし、「生きる上で病気など自分の過失でないことでハンディを持つ(障がいを持つ)、一人の人間(者)である。」と言う風に捉えようかなと。
宮澤賢治は、最後の詩「雨ニモマケズ」の中で、
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑さニモマケズ
丈夫ナ体をヲモチ
慾ハナク
決シテイカラズ
イツモシズカニ笑ッテイル
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ミンナニデクノーボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイウモノニ
ワタシハナリタイ
と書いています。私はこういう人生観に深く感じ入るものがあります。
「障害者」があろうが「健常者」であろうが、「者」がついている。「人間」なんです。
「人間」として宮沢賢治の世界観から、自分を見て見ると、もっともっと修行しないといけない。「人間」として、よりよく生きていけないという意味では、誰も平等の「人間である」と思いました。