色々、事情があって入院していた時に、同じ病棟の叔父さんの患者さんが、「エレファントカシマシは天才や」と言っていた。
へえ~と思って、家に帰ってから偶然、録画してあったNHKの「SONGS」という番組を観て、そこにこの宮本浩二(みやもとひろじ)さんが、出演されており、とても興味を持った。
昨年出したアルバム「ROMANCE」で文部科学省から表彰されたそうで、これは「昭和の女性歌手の歌」のカバーアルバムです。
宮本さんの人となりや歌唱力もいいのだが、なんせ曲がいい。昭和の人は人生を知っていますね。
・あなた
・異邦人
・二人でお酒を
・木綿のハンカチーフ
・喝采
・ジョニイへの伝言
・September
・思秋期
いやいや、知らないですよ、リアルタイムは。でも、甘くない人生を生きている。本当に人生は思い通りに行かないです。「恋愛」ってしんどいものなんですよ。楽しいですかね。楽しくないです。
私は、「ジョニイへの伝言」が個人的には好きです。
ジョニイが来たなら伝えてよ
2時間待ってたと
割と元気よく 出て行ったよと
お酒のついでに話してよ
友達ならそこのところ
上手く話して
と言う意味深な歌詞です。旋律が面白いのですが、この歌のシュチュエ―ションが、聴く人によって想像することが全然違うようです。
私は、ジョニイのことを2時間行きつけのバーで待っていた、彼女が、とうとう、「彼は私を思っていないし捨てられたのだわ。」と確信して、マスターに最後の伝言を頼む。…という想像をしました。
それで、面白い歌だね…と家で歌っていたら、父は、「彼女は用事(?)ができたか、いつも時間にだらしないジョニイに腹を立てて、伝言を友達頼んだ」んじゃないか?とか、読解力ゼロの行間の読めない発言をするので、笑ってしまった。
また、「ジョニイは、行っても彼女が怒るし、振られるから嫌なんじゃないかな?」というので、この人は何を言っているのか、そんなにジョニイの肩が持ちたいのか…とあきれた。
まあ、とにかくいいアルバムなので、聴く価値ありと思い、最初に出します。